2013年8月3日土曜日

『風立ちぬ』の予告編をつくった人

荒井由実の「ひこうき雲」がフルで流れる4分の予告編。上映のタイミングが問題(話題?)になったこともあるが、その完成度に唸る声もしばしば聞かれ、本編を観賞しても尚(いや、だからこそ?)予告編を支持する声も多数。今では予告編制作者の名がエンドロールに登場することも珍しくないようだが、そのきっかけとなったのもジブリ作品だったようで、その「初登場」となったのがジブリ作品の予告編を長年手がけてきた(『風の谷のナウシカ』からずっと)板垣恵一氏のよう。近年では映画本編の編集も手がけ(というか、かつても手がけていたらしく、『ぼくらの七日間戦争』『帝都大戦』などの編集も)、『剱岳 点の記』では日本アカデミー賞編集賞まで受賞したんだとか。もともとは映画予告編制作会社最大手のガル・エンタープライズに所属していたが、現在はフリーランス? その板垣恵一氏が『風立ちぬ』の予告編もつくっている。(今回もエンドロールにちゃんと名前がありました。)

こちらのインタビュー記事も面白いが、スタジオジブリ広報部長(当時)の西岡純一氏(現在は、ジブリ美術館の事務局長みたい)の動画でその「板垣さん」について詳しく語られていて興味深い。(これらの動画は『借りぐらしのアリエッティ』公開を控えた頃のもの。)

予告編を作った板垣恵一さんについて



板垣さんに聞く予告編の制作について